「利益の確定売り」ってどういうこと?

株式ニュースをみていると「利益確定売りが目立って、株価平均は前日比40円安で後場を終了」といったようなことをよく耳にします。

この利益確定売りとは、株を買ったときの値段よりも株価が値上がりしたので、いまの段階で株を売却して利益を確保しておこうという意味です。

株取引は、買った時点より株価が上昇したら欲を出さずに売却するのが鉄則です。

とくに機関投資家は日々の実績が問われますから、株価のマイナスがでないように売買を繰り返します。

そして前場と後場の終了間際には、多くの機関投資家が一斉に利益確定売りに走ることから、一端上がっていた株価がふたたび下がり、結局のところは前日の終値より安くなってその日を終わるというのが、よくあるケースです。

株式入門1年生のみなさんにはありがちなことですが、買った銘柄株の値が上がると欲が出て、「ここまで上がったのだからもう少し上がるだろう。

あと20円上がったら株を売却しよう」などと売り控えしてしまいます。

すると株価はみるみる下がって、ついには売るタイミングをなくし、長い間その株をもちつづけることになります。

こういう状態を「塩漬け」といいます。

株は「欲の市場」とも言われていて、誰もが高値で株を売りたがっています。

また価値の高い株を安値で欲しがっています。

その「欲の心理」や「欲による集団行動」を、客観的に外から眺められるようになるのも入門1年生の次の課題です。

プレイヤーのみんなと一緒になって熱くなっているようでは、損を繰り返すだけです。